1 "さて、兄弟たち。御霊の賜物については、私はあなたがたに知らずにいてほしくありません。
2 ご存じのとおり、あなたがたが異教徒であったときには、誘われるまま、ものを言えない偶像のところに引かれて行きました。
3 ですから、あなたがたに次のことを教えておきます。神の御霊によって語る者はだれも「イエスは、のろわれよ」と言うことはなく、また、聖霊によるのでなければ、だれも「イエスは主です」と言うことはできません。
4 さて、賜物はいろいろありますが、与える方は同じ御霊です。
5 奉仕はいろいろありますが、仕える相手は同じ主です。
6 働きはいろいろありますが、同じ神がすべての人の中で、すべての働きをなさいます。
7 皆の益となるために、一人ひとりに御霊の現れが与えられているのです。
8 ある人には御霊を通して知恵のことばが、ある人には同じ御霊によって知識のことばが与えられています。
9 ある人には同じ御霊によって信仰、ある人には同一の御霊によって癒やしの賜物、
10 ある人には奇跡を行う力、ある人には預言、ある人には霊を見分ける力、ある人には種々の異言、ある人には異言を解き明かす力が与えられています。
11 同じ一つの御霊がこれらすべてのことをなさるのであり、御霊は、みこころのままに、一人ひとりそれぞれに賜物を分け与えてくださるのです。"
コリント人への手紙 第一 12章1~11節
4 さて、賜物はいろいろありますが、与える方は同じ御霊です。
5 奉仕はいろいろありますが、仕える相手は同じ主です。
6 働きはいろいろありますが、同じ神がすべての人の中で、すべての働きをなさいます。
パウロは「賜物も奉仕の勤めも働きもすべては『三位一体』の造り主から出たもの」だと言います。三位一体とは、聖書の神様を「父なる神」、「御子イエス・キリスト」、「助け主である聖霊」という三つの区分でおきながら、「唯一の神」である事を表現する、キリスト教ならではの特殊な「言い方」です。要するに、この「三位一体」の神様が様々な賜物と奉仕の勤めと働きを、私たちにそれぞれ与えて下さったという事でした。
その理由としては、7節に書いてある様に「皆の益となるため」でした。すなわち「教会共同体」のために下さったのです。これを通して知る事は、様々な人が集まる教会では、互いに異なる賜物と奉仕の勤めと働きがあり、それはすべて造り主によって出たものだから、互いの違いを受け入れ、認め合い、協力し合うべきです。という意味を持っているのです。
もちろん、「同性愛」のような非聖書的な違いは別の問題です。それは、受け入れるのではなく、 主は「罪」と定められているのですから、み言葉を通して忍耐深く癒して行かなければなりません。
大切なのは、教会の一致と益のために、主は「賜物と奉仕の勤めと働き」を下さった事です。自分より、低い者も高い者もいません。造り主の前にはすべて同じですから、お互い支え合って、足りないところを補うために私たちは仕えなければなりません。
わが教会が、主の多様な働きに多様な賜物と奉仕の勤めと働く聖徒によって、美しい実が結び、主の癒しの恵みに満ち溢れる事を心から祈るばかりです。互いに祝福しましょう。正しく信仰の実を結べるように努めましょう。主のみ名によって祝福します。
Ⅰコリント書12章
11 同じ一つの御霊がこれらすべてのことをなさるのであり、御霊は、みこころのままに、一人ひとりそれぞれに賜物を分け与えてくださるのです。
エペソ人への手紙4章
3 平和のきずなで結ばれて、聖霊による一致を守り続けるように努めなさい。4 からだは一つ、御霊も一つである。あなたがたが召されたのは、一つの望みを目ざして召されたのと同様である。
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